"Blowin' in the Wind" 風んなかうろうろしとるで
遅くなりました。 昨年末12月28日下北沢ライブハウス「Com.Cafe音倉」で行われた 「田川 律 ライブ VOL.3」のオープニングです。
とやかく説明する必要は無いと思います。 このオープニングには私の知っている田川さんが集約されています。 また、このイベントにパーカッションとして参加する事が出来たことに感謝しています。 この場をお借りして感謝の意をお伝えしたく存じます。
1930年代
私の生まれた時代です。日中戦争は始まっており、軍は中国に侵略し、満州国をでっちあげましたが、まだ国内はのどかなもんでした。
1940年代
日本は太平洋戦争に突入し、世界中の人々が二度目の戦争に巻き込まれ、そして世界中の至る所が焼け野原になりました。うっとこも焼けてしもたわ!
1950年代
ギターの岡田さんや大戸さんが生まれた時代です。
私は大学生でした。隣の国、朝鮮半島では、国を二分する戦争が始まり、今でも南北に別れたままです。
1960年代
ピアノの晴日さん、パーカッションの森川さんが生まれた時代です。
私は音楽の仕事を始めました。
日米安保保障条約に反対するデモ隊が国会議事堂に突入し、21歳の東大生、樺 美智子さんが押し潰されて亡くなりました。
そしてアメリカはベトナム戦争に突き進んで行きました。
1970年代
アコーディオンのハッちゃんが生まれたこの時代!
ベトナム戦争は泥沼化し、ソ連もアフガニスタンに侵攻、60年代後半から始まった反戦運動もピークを迎え、日本では大学や高校も学生運動で、至る所で学生と機動隊が衝突し、都市部では市街戦さながらの状況でした。
それと共に人々は自分の思いを歌うようになりました。
1980年代
ピアニカのみっちゃん、ベースのみなと君が生まれたこの時代。
イランイラク戦争、イギリスが仕掛けたフォークランド紛争、レバノンの内戦、中国の天安門弾圧事件。
日本中がバブルに浮かれたこの時代も世界のどこかでは銃声が響き、戦火の止む日はありませんでした。
1990年代
バブルが崩壊し、失われた10年と云われたこの時代、日本ではオウム真理教が地下鉄にサリンを撒き、世界ではイラクがクエートの侵攻、世界中をまた戦争の渦に巻き込みそうになった第一次湾岸戦争が始まりユーゴスラビア紛争、泥沼化したクロアチア紛争、勃発したボスニア・ヘルツェゴビナや、コソボの紛争、セルビアの空爆。ルワンダの百万人の大虐殺。
そして2000年代
ニューヨークのビルにジェット機が突っ込み、アメリカはイラクに攻め入り、第二次湾岸戦争が始まり、バリ島やモスクワではテロが勃発、チベット暴動も起こりました。
今なお、地球上で戦火の消えた日はありません。
だから残念ながらこの歌はまだまだ歌い継がれていくでしょう!
“Blowin’ in the Wind” 「風に吹かれて」
作詞・作曲 Bob Dylan
日本語訳詞 田川律
- めっちゃめちゃ悟りを開いたら
人はいっちょまえになるんや
めっちゃめちゃ海を渡ったら
鳩はまいおりられまんね
めっちゃめちゃミサイル落としたら
いくさするのやめまんね
わらかすなよあんた
その答えは
風んなかうろうろしとるで
- めっちゃめちゃ空を見上げたら
まっさおな空をみられんね
めっちゃめちゃみみがあったなら
あいつらこっちの叫び聞きよんね
めっちゃめちゃ人を殺したら
もうええって思いよるやろか
わらかすなよあんた
その答えは
風んなかうろうろしとるで
- めっちゃめちゃ時間経ったら
山は海になんねやろ
めっちゃめちゃ時間経ったら
うちら自由になれんにゃろ
めっちゃめちゃいついつまでも
あいつら知らんふりしとんにゃろ
わらかすなよあんた
その答えは
風んなかうろうろしとるで
The answer my friend is blowin’ in the wind
The answer is blowin’ in the wind.